7月29日(金) ZOZOマリンスタジアム 観衆:20,822人
オリックス 9 - 8 千葉ロッテ(延長12回)
対戦成績:オリックス 9勝7敗
B 301001003001 9
M 120032000000 8
投手:山﨑福・黒木・張奕・ビドル・本田・ワゲスパック・○阿部・Ⓢ近藤
:石川・小野・ゲレーロ・オスナ・益田・佐々木千隼・●廣畑
本塁打:杉本12号②、13号③
荻野1号①、エチェバリア2号②、髙部2号③

オールスターも終わり、公式戦はいよいよ後半戦に突入。オリックスはZOZOマリンで千葉ロッテとの3連戦からスタートとなります。その大切な後半戦の開幕投手に選ばれたのは緩急を使った投球が持ち味の左腕山﨑福也投手です。
前半戦はなかなか打線の援護がなく、先発投手陣は我慢の投球を続けていたので、後半戦は打線が引っ張ると言わんばかりに初回、1番の安達選手が千葉ロッテの先発石川の足元を抜くセンター前ヒットで出塁すると、続く2番福田選手がカウント2-2からの6球目をライトの右へ。1塁から安達選手が長躯ホームを陥れ、タイムリー2塁打となり欲しかった先制点を打者2人で奪うことが出来ました。
3番中川選手の投手ゴロで3塁へ進み、2死後5番は昨年千葉ロッテ戦だけで13本の本塁打を放ち打率は.430とカモにしていた杉本選手。カウント1-1からのカーブを見事にすくい上げ、ホームランラグーンへ放り込む12号2ランホームラン。初回から3点を奪い山﨑福也投手を援護します。
【パ・リーグ.comより】
初回に3点を貰って楽な投球になるはずだった山﨑福也投手ですが、先頭の荻野にいきなり今季1号となる本塁打を許してしまったのが躓きの元。続く2回には1死後、岡に死球を与えてしまい、続くエチェバリアにセンターオーバーの2号同点2ランを浴びてしまい試合は振り出しに。
同点に追いつかれたオリックスは3回表、2死満塁からマッカーシー選手が押し出しの死球で1点を勝ち越すことに成功し、山﨑福也投手が3回、4回と三者凡退に打ち取り流れを引き寄せたかと思いましたが、勝利投手の権利のかかる5回裏、2死1塁から荻野の当たりは2塁右へのゴロでしたが、名手安達選手が追いつきながら弾き1、2塁とされ、続く髙部に初球をまさかの右中間への2号逆転3ラン。
結局、きょうの山﨑福也投手は5回68球4安打3奪三振1四死球6失点(自責点3)という成績で降板。6回表も2死満塁から吉田正尚選手が押し出しの四球をで1点を返しますが、その裏代わった黒木投手が、1死後レアード、岡に連続四球を与え、続くエチェバリアの当たりはセンター、ライト、セカンドの間に落ちるヒットになりましたが、安達選手の守備範囲に見えただけにもったいない打球になってしまい、続く松川、藤岡に連続タイムリーを浴び5-8とリードを広げられてしまいました。
その後両チーム無得点のまま最終回へ。3点差ですし相手は守護神益田投入ですから、正直諦めモードで見ていたのですが、先頭の3番中川選手がセンター前へしぶとく運び出塁すると、4番吉田正尚選手は貫禄の四球で無死1、2塁とし、ここで昨年千葉ロッテキラーとして恐れられた5番杉本選手が、フルカウントからの甘く入ったスライダーを完璧に捉え、打った瞬間わかる起死回生値千金の13号同点3ラン。土壇場で同点に追いつきました。
【パ・リーグ.comより】
延長に入ってからは10回裏に登板したワゲスパック投手が3者連続三振の素晴らしい投球を見せるも、打線はチャンスをモノに出来なかったり、バントの失敗があったりで、リズムが掴めずにいると11回裏、この回から代わった阿部投手に対し、藤岡がヒットで出塁すると、荻野の犠打で1死2塁、2死後中村奨吾を申告敬遠で2死1、2塁。
そして代打菅野のカウント2-2の時、中嶋監督が動きました。センターの福田選手がセカンドの位置に入る内野5人体制。そして外野は左中間に中川選手、右中間に杉本選手というシフトを敷き、フルカウントから菅野が打った打球は、その狭い内野間を抜けるも、左中間にいた中川選手の正面に飛び、2塁走者がホームを陥れるも中川選手の好返球でタッチアウト。ナカジマジックがみごとにピンチを救いました。
勝つには後のない延長12回、1死後打撃好調の若月選手がセンター前ヒットで出塁しますが、続く太田選手が初球を2塁ゴロ。併殺と思われましたが、遊撃藤岡の送球が逸れ2死1塁。ここで代走小田選手が牽制に誘い出されるも、今度は1塁の菅野が2塁へ悪送球で2死2塁。
ここで福田選手の当たりは2塁ゴロ、中村奨吾が回り込んで取るも1塁へ悪送球の間に小田選手がホームへ生還。千葉ロッテの信じられないようなミス3連発で9-8と勝ち越すことが出来ました。

12回裏は近藤投手がマウンドに上がり、先頭の安田にヒットを許しますが、後続を断ち9-8で勝利。延長12回4時間36分の死闘を制しこれで3連勝とし、3位浮上で首位へは2ゲーム差となりました。
上位のチームより負け数が多いので、後半戦はとにかく負けないことが条件となってきます。そしてきょうの勝ち投手は、阿部投手でプロ初勝利となりました。


正直、9回は負けを覚悟して見ていましたので、杉本選手の起死回生値千金の1発にポンタ監督も狂喜乱舞。千葉ロッテ戦恒例のロッテ商品を勝利の美スイーツとしていただくとします。きょうは「New TOPPO ザ・ショコラ ほろにがい 大人の味わい」です。

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