8月14日() PayPayドーム 観衆:33,124人
オリックス 10 - 2 福岡ソフトバンク
対戦成績:オリックス 11勝9敗
B 000730000 10 H16
H 000001010 2 H 5
投手:〇ビドル・村西・比嘉・近藤・宇田川
:●和田・椎野・田中正・泉・津森
勝:ビドル 4勝4敗0S
敗:和田 3勝4敗0S
S:
本塁打:今宮3号

試合終了後、オリックスナインがベンチから出てレフトスタンド方向へ歩き出したのを見て、もうそんな季節なんだと思いました。早いものできょうの試合がPayPayドームでの今季最終戦だったんですね。敵地福岡での最終戦。これ以上ないと言うような会心の勝利を飾ったきょうのオリックスの試合を振り返ってみます。
1勝1敗で迎えた第3戦の先発は来日初先発となる左腕ビドル投手。シーズン前半はいい投球を見せていましたが、最近は少し調子を落としていただけに、この初先発には注目です。アメリカでの成績で奪三振数は多いのですが、与四球も多いのでそこを救援では心配かなと思っていました。マイナー時代以来の7年ぶりの先発。でもMLBのドラフト1位投手ですので、いい投球を見せて欲しいところです。
注目の立ち上がりは、周東、今宮、牧原をわずか7球で3者凡退という満点の投球を見せ、3回までデスパイネの1安打に抑える好投。この好投に応えるように4回表、オリックス打線が長年やられ続けた天敵和田に襲い掛かります。
それは1死後から始まりました。5番の宗選手がセンター前ヒットで出塁すると、続く紅林選手がライト線へのタイムリー2塁打で先制すると、続くマッカーシー選手が初球をセンター前へ弾き返し1死1、3塁とすると、8番の山足選手も初球を捉え痛烈なレフト前タイムリーヒットで2点目。続く伏見選手も初球3遊間を割るレフト前ヒットで満塁。
【動画:パーソルパ・リーグTVより】
ここで左投手に強い1番福田選手もカウント1-0から、ライト柳田の頭を超すタイムリー2塁打で2点を追加し4-0。この怒涛の6連打で長年苦しめられてきた天敵和田を福岡のマウンドから、ついに引きずり下ろす事に成功。
代わった椎野からも続く中川圭太選手がカウント2-0から前進守備の今宮の横を抜く7連打で6-0とリードを広げ、3番吉田正尚選手四球、暴投などを挟み2死2、3塁からこの回2打席目の宗選手がカウント3-0からセンター前へ弾き返すタイムリーで7-0と、この回は打者12人一挙7点のビッグイニングになりました。
5回表も、先頭のマッカーシー選手が四球を選び、山足選手のバントはソフトバンクの野手の連携が乱れ内野安打となり1、2塁で続く伏見選手の犠打で1死、2、3塁。ここで今季は得点圏打率の低さを言われ続けてきた福田選手がここも初球を捉え、ライトの柳田の頭を超すタイムリー2塁打で9-0。
続く中川圭太選手も2球目を3塁線を破るタイムリーでついに10-0とし、あの福岡ソフトバンク相手に二桁の大量リードを奪いました。先発が和田という事でしたので、苦戦が予想されていただけに、最高の展開となりました。
大量点に守られたビドル投手は5回を65球2安打5奪三振2四球無失点の完璧な投球を見せ、6回以降は村西投手、比嘉投手、近藤投手、そして最終回はきのうサヨナラホームランを打たれた宇田川投手がマウンドに上がり、きのうのリベンジとばかりに勝利の瞬間を味わうことが出来ました。
【動画:パーソルパ・リーグTVより】
今季最多タイの16安打10得点で福岡での最終戦を大勝し、3カード連続勝ち越しで貯金も4となりました。あすは1日休んで、神戸での対千葉ロッテ。そしてベルーナドームでの対埼玉西武戦と続いていきます。


ビドル投手が本当に良く投げてくれましたし、吉田正尚選手、杉本選手以外でホームランなしの16安打10得点と会心のゲームにご機嫌のポンタ監督。きょうの勝利の美スイーツは。第一パンの「冷やしてもおいしいバニラアイスみたいな蒸しケーキ」です。


ランキングへの応援も、ポチッとお願いします。
