7月24日(日) 京セラドーム大阪 観衆:24,724人
オリックス 7-4 福岡ソフトバンク
対戦成績:オリックス9勝8敗
投手:田嶋・〇比嘉・山﨑福・本田・Ⓢワゲスパック
投手:東浜・武田・●和田・松本・津森
本塁打:若月1号
柳田12号、13号
オールスター前の最後の試合。ここまで94試合で47勝47敗。きょう勝てば貯金1、負ければ借金1という大切な試合。しかも相手は数年前までは負ける事ばかり心配していた常勝軍団の首位福岡ソフトバンク。その福岡ソフトバンクの前に立ちはだかるのは現在5連勝中の左腕田嶋投手です。

初回簡単に2死を取りながら柳田のヒット、若月捕手の牽制悪送球っで2死3塁とピンチを迎えますが、ここでデスパイネを空振り三振に仕留めピンチを断つと、2回、3回も0を重ね、3回裏オリックスは先頭の福田選手が四球を選び、中川選手の犠打で2塁へ進むと、吉田正尚選手も四球を選び1、2塁とすると2死後、得点圏の鬼と言える宗選手がセンター前へ持って行き、2塁から福田選手を迎え入れ、欲しかった先制点を奪いました。
【パ・リーグ.comより】
しかし4回表、先発の田嶋投手が1死後柳田に同点ホームランを浴びると、動揺したのか続くデスパイネに四球、今宮にレフトへ2塁打で2、3塁とされ、グラシアルにも初球をセンター前へ弾き返され2点を追加され1-3とリードを奪われてしまい、5回表にも、柳田に2打席連続のホームランを浴び1-4とリードを広げられてしまいました。
一昨年までなら、もう負けを覚悟していたのですが、オリックスは強くなりました。3点を追う5回裏、先発東浜から1死後、吉田正尚選手が四球を選ぶと、続く5番杉本選手がレフトへ2塁打で1死2、3塁とすると、ここでもまた宗選手がカウント2-1からのシンカーを痛烈な当たりで1、2塁間を破り吉田正尚選手を迎え入れ2点差とし、勝利投手の権利目前の東浜をマウンドから引きずり下ろしました。
なおも1死1、3塁として、代わった武田から、7番紅林選手が粘ってフルカウントからの9球目をしぶとくライト前へ落とし3塁から杉本選手を迎え入れ1点差として、打撃好調の若月選手が初球をレフトへ犠牲フライを打ち上げ、3塁から宗選手がタッチアップでホームイン。一気に同点としました。
4-4と同点にした大切な次の6回表のマウンドに上がったのは、ベテランの比嘉投手。ここで比嘉投手が圧巻の投球を見せ、今宮、グラシアル、野村大を三者連続空振りの三振に斬って取り、試合の流れを一気にオリックスに引き寄せてくれました。

そしてその比嘉投手の好投に応えるように打線は6回裏、この回から代わった天敵和田に対して、野口選手がフルカウントから四球を選び、2死後吉田正尚選手がライト前に痛烈なヒットを放ち2死1、3塁とし、5番杉本選手がカウント0-1から快音を残した当たりは右中間を割る2点タイムリー2塁打で6-4とついに勝ち越しすことが出来ました。
【パ・リーグ.comより】
そして7回裏には、打撃好調の若月選手がこの回から代わった松本の初球151キロのストレートを完璧に捉え、左中間スタンドへ放り込む今シーズン初ホームランで7-4とリードを広げました。ベンチで中嶋監督も思わず両手を上げてガッツポーズ。これで打率も.284となりました。嬉しい今季1号はパパになった若月選手にとっても嬉しい一発になったと思います。
【パ・リーグ.comより】
7回を山﨑福也投手が気迫あふれる投球で、8回は本田投手が唸りを上げる快速球で、福岡ソフトバンク打線を抑え、体調不良で抹消された平野佳寿投手の代わりが注目されましたが、9回のマウンドに上がったのは、三振の取れる角度ある快速球が武器のワゲスパック投手でした。
しかし先頭のグラシアルをフルカウントから四球で出塁を許してしまい、続く代打柳町の打ち取った1塁ゴロを中川圭太選手が2塁へ悪送球。続くリチャードの三塁への緩いゴロは内野安打と不運も重なり無死満塁の大ピンチ。しかし、ここからのワゲスパック投手が圧巻の投球。
代打の巧打者牧原を3球で空振りの三振、続く一発のある野村勇も空振りの三振、そして谷川原を投手ゴロに仕留め、絶体絶命の大ピンチを乗り切り、7-4で福岡ソフトバンクに勝ち、このカード勝ち越しとオールスター前の勝ち越しを決めました。勝ち投手は3者連続三振で一気に流れを引き寄せてくれた比嘉投手でした。


福岡ソフトバンクと互角に戦えるようになったオリックスの姿に感慨深いものを感じながら、こんな勝ち方が出来るようになったんやと喜びに浸るポンタ監督。きょうの勝利の美スイーツは、ファミリマートの新発売商品「たい焼きみたいなデニッシュ(つぶあん)求肥入り」です。後半戦楽しみになってきましたね。
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