32勝32敗3分けと、ここまで全くの五分で迎えた対阪神戦。
きょうの先発は、ここまでいい数字を残しながら、なかなか
勝ち星に結びつかない山岡投手が先発。
きょうこそは、すんなり勝ち星をつけて、阪神に勝ち越しましょう。
山岡 悔しい4回1/3での降板
相手の先発は甲子園で11連勝中の伊藤将司なので、先制点を与えて
しまうと厳しくなるので、何としても頑張って欲しい山岡投手。
立ち上がりは一死後、中野にヒットを許すも、後続を断ち無得点。
2回、3回もヒットは許すも、バッタバッタと三振の山を築き得点を
許さない山岡投手。
そして4回表に待望の先制点を取ってもらった後の4回裏の山岡投手
でしたが、先頭の大山をフルカウントから歩かせてしまい、続く佐藤
輝明にはレフトへのポテンヒットで無死1、2塁のピンチ。
6番前川にもセンター前へ弾き返され、中川圭太選手のファンブルも
あり、1-1の同点とされてしまいました。
梅野のセーフティスクイズは防ぎ、木浪も打ち取り2死2、3塁で
投手の伊藤ですので、ピンチは脱したと思ったのですが、なんとこの
伊藤にレフト前タイムリーを浴び、1-2とまさかの逆転。
そして5回表一死後、ノイジー、大山に連打を浴びたところで、水本
監督代行は山岡投手をあきらめ、好調の左腕山田投手へ。
ベンチに戻った山岡投手はグラブを叩きつけ悔しがっていましたが、
元同僚の吉田一将投手がTwitterで、山岡投手の気持ちを代弁して
暮れてましたね。

ここで代わった今季好調の山田投手は、佐藤輝明に四球を与え
満塁としますが、ここで阪神売り出し中の前川を併殺仕留め、
追加点を許さなかったのが大きかった。
ここからは、阿部投手、小木田投手、ワゲスパック投手と
繋ぎ追加点を許さず9回の反撃を待ちます。
9回表、甲子園球場にオリックスファンの大歓声が沸き上がり
逆転すると、9回裏に登板したのはベテラン平野佳寿投手!
若い投手が次々と甲子園の独特の雰囲気に飲みこまれてしまう中、
普段と何も変わらない平野佳寿投手が、ヒットは許すも最後の
打者中野を平然と三振に打ち取りゲームセット。
平野佳寿投手の凄さを見た9回裏でした。
9回頓宮&杉本の一発で試合を逆転!
山岡投手を勝ち投手にしたい打線は、1回、2回とランナーを
出しながら、相手投手の伊藤に併殺に打ち取られチャンスを逃し、
3回は3者凡退、4回も簡単に2死となりますが、ここから森
選手が2塁打を放つと、続く4番頓宮選手がきっちりライトへ
先制タイムリーを放ち1点を先制しました。
しかし、5回以降は伊藤、岩崎の前に得点を奪えず、いよいよ
試合は最終回へ。
阪神は湯浅をマウンドへ上げ、先頭の3番森選手が初球を打ち
2塁ゴロに倒れ、阪神ファンのボルテージがだんだん大きく
なってきたとき、4番頓宮選手の打球はレフトスタンドへ!
起死回生の同点ホームランとなり2-2。
中川圭太選手が倒れ2死となりますが、ここで一昨年の
本塁打王杉本選手がフルカウントから打った打球は、
打った瞬間にわかる豪快な勝ち越しソロホームラン!
打球は広い甲子園の外野スタンドの中段より上へ!
阪神のレフトは一歩も動かず見上げるだけのすごい
一打でした!

目の覚めるような豪快な本塁打2本で試合をひっくり返し、
甲子園に詰めかけたオリックスファンは熱狂!
甲子園で阪神に9回ホームラン2発で逆転という痛快な勝ち方に
球場だけでなく、家でテレビを見てるファンも酔いしれましたね。
甲子園で阪神に9回ホームラン2発で逆転し勝ち越すという
最高の夜となったポンタ監督のお祝いおやつは、神戸屋の
「アーモンドフランス」です。

