8月26日(金) 京セラドーム大阪 観衆:20,700人
オリックス 2 - 3 埼玉西武 (延長10回)
L 0001001001 3 H 6
B 0002000000 2 H 5
投手:山本・ワゲスパック・平野佳・●近藤
:〇今井・Ⓢ増田
本塁打:山川36号
8月27日(土) 京セラドーム大阪 観衆:23,503人
オリックス 6 - 0 埼玉西武
L 000000000 0 H 4
B 20003100Ⅹ 6 H10
投手:〇宮城
:●與座・宮川・ボー
本塁打:宗4号②
8月28日(日) 京セラドーム大阪 観衆:23,072人
オリックス 4 - 10 埼玉西武
L 000511120 10 H16
B 100003000 4 H 8
投手:山﨑颯・●山﨑福・村西・比嘉・本田・宇田川
:〇エンス・森脇・水上・スミス・本田
本塁打:中川4号③
山川37号②
連覇へ向けての今季一番の天王山と考えていた対埼玉西武との本拠地3連戦が終わりました。本音は3連勝または最低でも2勝1分けくらいでいかないと難しいかなと思っていたのですが、結果は1勝2敗と負け越してしまいました。ゲーム差では3ゲーム差ですが、首位の福岡ソフトバンクより負け数が6つも多いので、ゲーム差以上に差はついてしまったかなと思っています。
大事な天王山の初戦は絶対エース山本由伸投手の先発は当然と思いましたが、前の試合で135球での完投でしたので、余分に1日休養を与えてまた長いイニングを投げさせる手もあるかなとか言う気もしていました。登板間隔の空いている好調な田嶋投手を初戦というのも考えたのですが、ここは正攻法で行きましたね。
追う立場のチームとしてはエースを立てて必勝態勢で臨み、絶対に取らないといけない試合でしたし、6回までは理想的な展開で進んでいたのですが、7回表先頭打者の4番山川の同点ホームランで一気に空気が変わってしまいました。そしてこの回で100球を超えたのもあり継投に出たオリックスでしたが、延長10回近藤投手が失点を許し、痛い痛い星を落としてしまいました。
相手の先発今井は、絶対に先にマウンドを降りないぞ、という強い気持ちを持ってマウンドに上がっていたと談話が載っていましたが、この気迫に負けてしまったのもかもしれませんね。プレーで言うと、10回の浅いレフトフライは、吉田正尚選手ホームで刺して欲しかった。肩が弱いのは仕方ないですから、北海道日本ハムがやってるような低く強い返球で、ホームへのコントロールを練習でもっと磨いて欲しいと感じました。
初戦を絶対エース山本由伸投手を立てながら延長で落とし、崖っぷちに立たされたチームを救ったのは2戦目の先発宮城投手でしたね。全く危なげのない投球で9回を118球4安打無四球でプロ初完封。三振の数が3つと少なかったのは、初めから完投を目指して球数を少なくする考えで投げていたのかなと思いました。でも、この試合を落ちしていたら完全に終戦ムードになる感じでしたので、この勝利で何とか踏みとどまることが出来ました。
そして1勝1敗で迎えた第3戦でしたが、先発予定の椋木投手が当日の朝に足を痛め登板回避。何をしていてのケガかはわかりませんので何とも言えませんが、天王山の第3戦の先発という大チャンスをもらいながら残念としか言いようがないですね。ルーキーですから、今後のプロ生活にこの失敗は役立てて欲しいと思います。もし、不注意なら罰金ものですもんね。
しかし、この緊急事態を救ったのは肩のコンディション不良でファームで調整中だった山﨑颯一郎投手でした。急遽の先発でしたが、3回を1安打5奪三振無四球無失点と抜群の投球を見せ、終盤戦へ向けてまた強力な投手が一枚加わったという感じで楽しみが増えました。山﨑颯一郎投手は逆にチャンスを掴んだ感じでしたね。
ファームでも復帰後6試合に登板して9回を6安打16奪三振4四球自責点2で、20日の対福岡ソフトバンク戦では、3番手で2回を投げて無安打、打者6人に対して3連続を含む5奪三振。先発した9日の阪神戦でも、2回を1安打に抑え、3連続を含む4奪三振と三振を取りまくっていたのですが、1軍でもその姿を見ることが出来ました。
しかしきょうは、4回以降登板する投手が西武打線を止めることが出来ず大敗となり、この3連戦の負け越しが決まりました。天王山を前に昨年の優勝監督と本塁打王を欠くことになり、梵、辻という両打撃コーチまで欠く不運もありましたが、この3連戦の行方を決めたのは、初戦の山川の同点ホームランだったと思っています。
セ・リーグでは昨年の覇者ヤクルトが首位を走っていますが、不動の4番村上の驚異的な本塁打数とオスナ、サンタナ、ギブレハンという外国人打者の活躍、これが大きいですよね。不動の4番を予定していた杉本選手の不振とラベロ選手、バレラ選手、マッカーシー選手の外国人選手の成績の差もチームの成績の差になってしまってます。
オスナ 110試合 15本 56打点 .267
サンタナ 41試合 13本 30打点 .295
ギブレハン 11試合 3本 11打点 .310
マッカーシー 56試合 4本 18打点 .222
バレラ 34試合 1本 5打点 .204
ラベロ 24試合 1本 2打点 .138
昨年のシーズンオフにも何度も大砲の獲得と書きましたが、来季こそ中距離打者より一発の魅力のある助っ人獲得をお願いしたいですね。昔大砲をたくさん獲得して失敗したことがあるので、フロントはトラウマにでもなってるのかもしれませんが、今シーズンを見ていると特に大砲の必要性を感じます。なんとかこのオフには少しGM以下編成の方は考えを変えて検討して欲しいと思います。
火曜日からは9月8日まで遠征が続き、9月10日に京セラドームに帰って来ますが、この遠征を乗り切って、9月10日からの対福岡ソフトバンク2連戦が注目の一戦となるよう頑張って来て欲しいと思っています。
なんだかんだ言っても、T-岡田選手の不在が実はすごく大きいと思っています。ファームでも出場していませんので、今季は難しいのかもしれませんが、何とか元気な姿を見せて欲しいとポンタ監督は願っています。
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