きのう常勝軍団福岡ソフトバンクとの初戦を接戦でモノにしたオリックス・バファローズ。今回は2連戦なので、きょう勝って連勝で終わりたいとこ。先発は6月3日の広島戦以来となる左腕の田嶋投手。ここまで2勝3敗という成績ですが、防御率2.78が物語るように打線の援護に恵まれていない田嶋投手。きょうこそは打線にきっちり援護してもらって3勝目といきたいところです。

その田嶋投手は立ち上がり、左に強い三森、左腕の田嶋投手用に起用された野村勇を連続で空振りの三振に仕留めたのですが、3番柳田にレフトへ2塁打を打たれ、続くデスパイネにフルカウントからセンター前へのクリーンヒット。誰もが1点を覚悟したのですが、センター福田選手からの見事な返球で、2塁走者柳田をホームで刺し先制点を防ぎました。各球団の3塁コーチャーは吉田正尚選手、福田選手のとこへ飛べば躊躇なく回すケースが多いですが、ここは見事にアウトにしてくれました。

田嶋投手を援護したい打線は、3回先発の東浜から先頭のマッカーシー選手が四球を選び、続く8番若月選手が初球を意表を突くバスターエンドラン。これが見事に成功して無死1、3塁の絶好のチャンスを迎え、9番紅林選手の当たりは遊撃ゴロ。併殺崩れの間に1点と思ったのですが、ここは今宮が好判断でホームで3塁走者を刺し、福田選手、宗選手も倒れ先制点を奪うことが出来ません。
きょうもなかなか打線が繋がらず歯がゆい攻撃が続いていましたが、6回裏先頭の宗選手がセンターへ、続く吉田正尚選手がレフトへと連打で無死1、2塁とし、ここで昨年の本塁打王4番杉本選手がカウント2-1からノーヒッター東浜の148キロのストレートを完璧に捉え、乾いた打球音を残した打球はセンターバックスクリーンへの8号先制3ランホームラン。ベンチでは中嶋監督も思わずバンザイをする大きな一打でした。
そして追加点は7回裏、代わった甲斐野から先頭の若月選手がセンター前へきょう3本目のヒットで出塁し、9番紅林選手が犠打で送り、1死2塁から1番福田選手が左中間を破るタイムリー三塁打で4点目。続く宗選手のレフトへの犠牲フライで5点目。こうなれば、後は田嶋投手の完封勝利が見えてきました。
最終回も1死後周東にヒットを許しますが、後の野村勇、柳田を打ち取り、2020年9月16日の神戸での対東北楽天戦以来の2度目の完封勝利。きょうは内外野の守りも完璧で9回を110球4安打7奪三振無四球で見事な完封劇での今シーズン3勝目となりました。

東北楽天に3連勝して首位に立った勢いに乗る福岡ソフトバンクに連勝出来たのは大きいですね。福岡で3タテ食らったお返しです。首位へは6ゲーム差の借金3。まだまだこれから。福岡ソフトバンクに連勝というのは格別。ポンタ監督もご機嫌で、きょうの勝利の美スイーツは、「板チョコクロワッサン」を食べて祝うとします。

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