
10月27日(木) 京セラドーム大阪 観衆 33,135人
オリックス 6x - 4 東京ヤクルト
対戦成績:オリックス 2勝 2敗 1分
S 110002000 4 H12
B 000210003x 6 H11
投手:山下・石山・清水・●マクガフ
:田嶋・比嘉・近藤・阿部・平野佳・〇ワゲスパック
勝:ワゲスパック 1勝 0敗 1S
敗:マクガフ 0勝 1敗 1S
S: 勝 敗 S
本塁打:吉田正1号、2号②
サンタナ1号
オリックスの先発投手は左腕の田嶋
江夏の21球という有名な日本シリーズがありましたが、その試合を大阪球場で見て以来、日本シリーズを生で観るのは四十数年ぶりというきょうの試合、好ゲームを期待しています。
先に2勝している東京ヤクルトは勝って王手で地元神宮へ帰りたいところですが、何とか地元京セラドームで勝ってタイに持ち込みたいオリックスの先発は左腕の田嶋投手。
初回、田嶋投手は1死後きょう2番の青木にライトへのヒットを許し、3番山田には粘られ四球を与え1死1、2塁のピンチで村上を迎えますが、ここはカウント2-2から空振りの三振に仕留めましたが、5番の好調オスナに初球をセンター前へ弾き返され、早々に1点を失ってしまいました。
なおも2死1、2塁のピンチで、きょう6番に起用されたキブレハンにもライト前ヒットを許しますが、ここは昨年の補殺王でもあるライトの強肩杉本選手がワンバウンドの好返球で、2塁走者山田をホームで刺し1点だけに留めることができました。
ここは杉本選手の強肩が生き、初回の2点目を許さなかったのはビッグプレーだったと思います。
しかし、2回表にも田嶋投手は1死から8番サンタナに左中間へのホームランを許し、2回が終わり0-2といきなりの劣勢となってしまいました。
東京ヤクルトの先発は新人ドラ1左腕の山下
東京ヤクルトの先発は、今年法政大学から入団したドラフト1位左腕の山下。
今シーズンは2試合に登板し12回1/を投げ、1勝1敗、防御率1.46という投手ですので、たぶんほとんどデータがない状態の投手かと思いますので、立ち上がりとかで崩せるか、逆に攻略に苦労するかどちらになるのか注目して見ていました。
2回2死から、太田選手の四球、シリーズ好調の紅林選手の左中間2塁打で2死2、3塁のチャンスを掴むも若月選手が打ち取られ無得点。
しかし4回裏、1死後杉本選手がレフト前ヒットで出塁すると、宗選手も詰まりながらもセンターへのヒットで続き1死1、2塁。
太田選手のショートライナーで2死となりますが、8番紅林選手がセンターへのタイムリーヒットでようやく1点を返すと、今年は勝負強さが光る9番若月選手が132キロのカットボールをレフト線へ同点となるタイムリー2塁打で2-2と、下位打線の活躍で追いつくことが出来ました。
ベテラン比嘉 併殺でピンチを断つ
同点としたすぐあとの5回表、先頭の青木にセンター前ヒットを許し、3番山田にも四球で無死1,2塁のピンチで4番村上を迎えますが、ここは1塁ゴロで併殺と思われましたが、ベースカバーに入った田嶋投手が落球で1死1、3塁となり、オスナを迎えたところで中嶋監督は田嶋投手をあきらめ、ベテラン比嘉投手をマウンドに送ります。
このピンチに比嘉投手は、好調オスナにカウント1-1から注文通りの遊撃ゴロに打ち取り、6-4-3の併殺に打ち取り得点を許しませんでした。
ようやく出たチーム1号は吉田正尚
比嘉投手がピンチを乗り切り、その裏の5回裏1死後、4番の吉田正尚選手が先発の山下からセンターへの豪快なホームランを放ち、3-2と勝ち越しに成功。
このシリーズなかなかチームとしてもホームランが出ず、ホームラン攻勢の東京ヤクルトにここまで苦しんできたのですが、本拠地京セラドームで主砲にようやく一発が出て、チームにも勢いが出る一発となったと思います。
勝ち越しも束の間 6回表の逆転を許す
この回からマウンドには近藤投手が上がり1死後、7番中村の当たりは名手宗選手のグラブをかすめレフト線へ転がる2塁打を放ち、2死後9番長岡の当たりが詰まりながらもセカンドとライトの間に落とすタイムリーヒットとなり同点。
続く塩見は、初球止めたバットに当たり緩い打球が2塁前に転がる不運な内野安打となり、2死1,2塁。
ここで青木がライト線へのタイムリー2塁打で3-4と逆転を許し、なおも2死2、3塁のピンチですが、ここは近藤投手に代わった阿部投手が山田をセンターフライに打ち取り、追加点は許しませんでした。
7回表 阿部気迫の投球でピンチを断つ
回跨ぎで7回表もマウンドに上がった阿部投手は、先頭の村上に四球を与え、1死後キブレハンにライトへの2塁打を許し、1死2、3塁のピンチ。
ここで7番中村は前進守備の遊撃ゴロで3塁走者を刺し、1塁に残った中村が盗塁で2死2、3塁とされますが、ここも阿部投手がファンを魅了するいつもの気迫あふれる投球でサンタナをフルカウントから三振を奪い追加点を許しません。
阿部ちゃん、第2戦のリベンジ成功ですね。ガッツしか勝たん!
9回裏 西野執念のタイムリー内野安打で同点
一点差で負けているにも関わらず、8回からは平野佳寿投手、9回はワゲスパック投手と勝ちパターンのリリーフ陣を投入し、9回表は山田を遊撃ゴロ、村上を見逃しの三振、オスナを空振りの三振に仕留め、最終回の攻撃に望みをかけるオリックス。
東京ヤクルトは予定通り守護神マクガフをマウンドに送りますが、先頭打者はきょうタイムリー2塁打を打っている若月選手に代え、ベテラン安達選手を代打に送ります。
安達選手はマクガフの球を見極め3-1から四球を選び出塁すると、途中から1番に入った福田選手が犠打を決め1死2塁と一打同点のチャンスで2番西野選手。
カウント0-2から投手マクガフへの当たりをグラブに当てながら弾くと、焦ったマクガフは1塁へ悪送球し、その間に安達選手がホームへ還り、土壇場で3-3の同点に追いつきました。
3-3で迎えた9回裏2死1塁 バッターは吉田正尚
3-3の同点で迎えた9回裏2死1塁の場面で打者は4番吉田正尚選手。
すざましいハリセンの音に包まれた京セラドーム、カウント0-1から東京ヤクルトの守護神マフガフの139キロのスプリットを捉えた当たりは、打った瞬間吉田選手自身も、満員の京セラドームのファンもサヨナラホームランを確信する豪快な一発は外野上段席へ突き刺さるサヨナラ2ランホームラン。
打った瞬間、京セラドーム大阪の1塁側、3塁側問わず総立ちでオリックスファンを狂喜乱舞させ、東京ヤクルトの山田選手はその場にしゃがみ込んでしまうほどの衝撃的な主砲の一撃で、日本シリーズも2勝2敗のタイに持ち込み、敵地神宮へ再び乗り込むことになりました。
ヒーローインタビューで、吉田正尚選手は「感無量です」と話していましたが、京セラドームへ詰めかけた満員のオリックスファンも感無量でした。
本日の売れ筋1位商品
今夜のポンタ監督もは「ヤクルト ファイブ」で祝杯です。



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