

9月30日(金) 京セラドーム大阪 観衆 31,442 人
オリックス 4x - 3 千葉ロッテ
対戦成績:オリックス 16勝 9敗
M 100000101 3 H 9
B 200000011x 4 H 7
投手:本前・岩下・小野・東條・益田・●オスナ
:山本・能見・阿部・〇平野佳
勝:平野佳 3勝 2敗28S
敗:オスナ 4勝 1敗 9S
S:
本塁打:
今季の142試合目は本拠地最終戦、京セラドーム大阪で千葉ロッテを迎えての25回戦、そして能見投手の引退試合となりました。
追い詰められている状況ではありますが、まだ優勝の可能性があるので絶対に負けられないきょうの試合、先発は絶対エースの山本投手です。
しかし初回、簡単に2死としながら、中村奨吾に三塁線を破られる2塁打を許し、続く安田のセンター前ヒットで先制点を許してしまいました。
いきなり追う展開になったオリックスですが、先発本前から先頭の福田選手が四球を選び、続く宗選手の右中間の当たりを山口が捕れず、ボールが転々とする間に1塁から福田選手が長躯ホームインし同点。
続く中川圭太選手の1塁ゴロで1死3塁とし、ここで4番吉田正尚選手が今季88打点目になる犠牲フライをセンターに打ち上げ勝ち越し点を奪いました。
2回以降、ヒットを許しながらも要所を抑え得点を許さない山本投手でしたが7回1死後、髙部に初球をセンターへヒットされ、続く藤原の当たりはレフト線への詰まった当たり。
吉田正尚選手が懸命に追うも捕れずワンバウンドした球を逸らす間に、髙部が長躯ホームインで同点とされてしまいました。
そして7回を110球7安打10奪三振3四球2失点の山本投手の後に登板したのは、日本一美しいワインドアップと言われる左腕能見投手。
現役最後のマウンドになる能見投手は、2-2で同点で迎えた8回表打者藤原に対して登板し、カウント1-2から145キロのストレートで空振りの三振で奪い、これが通算1517個目の三振でした。

能見投手はプロ初登板、プロ初完封、プロ初セーブがすべて京セラドームだったそうで、最後マウンドもその思い出の京セラドームでの登板となりました。
負けられないオリックスは8回裏1死後、この回から代わった益田から宗選手がライトへ2塁打で出塁し、2死後吉田正尚選手が申告敬遠で、2死1、3塁。
続く打者頓宮選手の時、捕手松川が益田の投球を少し弾いた隙をついて、宗選手が3塁からホームを陥れる見事な走塁で勝ち越し点を奪う事に成功しました。
こうなれば、9回守護神平野佳寿投手で登板し簡単に2死を取ったのですが、ここから代打佐藤都志也に遊撃内野安打を許し、打者髙部の時に暴投で2死2塁のピンチを迎えます。
そして、髙部に粘られ四球を与え2死1、2塁とされ、ここで続く藤原にライト前ヒットを許し、9回2死走者なしから、まさかの同点。
同点となった千葉ロッテは9回からオスナを投入して来ましたが、先頭の紅林選手が左中間を割る2塁打で出塁し、1死後若月選手の3塁ゴロの間に3塁へ進塁し、2死3塁で福田選手を迎えます。
2死3塁で打席に立った福田選手に対し、オスナはボールが3球続いてカウント3-0となり、次の4球目を福田選手が1塁方向へ意表を突くセーフティバント。
一塁正面でやや強すぎたかと思ったのですが、福田選手が1塁手のタッチを避けて1塁に駆け込み、判定はセーフで、今季ホーム最終戦をサヨナラ勝ちで飾ることが出来ました。
きょうの登板で山本投手は、最多勝、最優秀防御率、最高勝率、最多奪三振の投手4冠を確定させ、2年連続はプロ野球史上初の偉業達成となりました。
福岡ソフトバンクも勝ったのでマジックは1となりましたが、優勝争い真っ只中のホーム最終戦という幸せな試合を見せていただきました。
吉田正尚選手会長の挨拶の時には、数年前の某監督挨拶の時の罵声と怒号とヤジが飛び交った同じ球場には思えない拍手に包まれた本拠地最終戦となりました。
その後は、能見投手の引退セレモニー、監督、選手の場内一周と、最終戦セレモニーがありましたが、まだまだCSもありますし、日本シリーズもあるはずですから、まだまだ野球が楽しめそうです。
本拠地最終戦を勝ち、まだ望みを繋いだバファローズにやれやれのポンタ監督。きょうの勝利の美スイーツは、ファミリーマートで見つけた「パイの実みたいなデニッシュ」です。




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