きのうは投打がかみ合い快勝したオリックス。相手の北海道日本ハムは、きのう新庄BIGBOSSの代行を務めた山田コーチまでもがコロナ陽性となり、ついに合計20名まで拡大。これだけまた広がりを見せると、あすは我が身かもしれません。オリックスにコロナがやってきませんように。


オールスターまでに5割復帰を目指すオリックスにとって落とせないきょうの試合、先発は前回登板の7月7日に6回2安打無失点でプロ初登板初先発初勝利を飾ったドラフト1位ルーキー椋木投手。今季新人初の2試合連続白星を目指してマウンドに上がります。
そんな椋木投手は立ち上がりから絶好調。1回先頭の今川を3球三振に仕留め、3番の巧打者近藤にはなんとストレート3球で3球三振に仕留める見事なピッチング。2回は野村、清宮、ヌニエスを3者連続空振り三振。ストレートも変化球も冴えわたり、打者6人から5奪三振の最高の立ち上がりです。
そんな、好投を見せるルーキー椋木蓮投手を援護したい打線は3回裏、先頭の宗選手が北海道日本ハムの先発根本から四球を選んで出塁すると、1死後主砲吉田正尚選手がカウント1-1からファンの期待に応えて、右中間スタンドへの10号先制2ランホームラン。入団以来7年連続の2ケタホームランはルーキー椋木投手へ大きなプレゼントとなりました。
きょうは、この後は椋木投手の投球にファンの視線は釘付け。気が付けば8回を終わってノーヒット。あと3人と迫って先頭の石井が初球を打ち上げライトフライでアウトになった時はいけるかなという感じになりましたね。
続く万波は長打もある分、脆さもあるので三振が獲れる可能性が高いと思っていたところ、思った通りの三振。最後の打者は代打に右の佐藤。簡単に2球で0-2と追い込んだので、ボールになる変化球で三振を奪ってノーヒットノーラン達成のイメージが出来上がったんですが、2-2から、投げた瞬間ヤバいと思うような高さに行ってしまいましたね。
ほんとに最後残念な1球になってしまいましたが、8回2/3を116球1安打11奪三振3四球無失点。これで2試合連続無失点と素晴らしい投球を続けてくれています。これで椋木投手は2勝目。新人のプロ初登板初先発から2戦連続の白星は球団史上初。
チームも対北海道日本ハム戦勝ち越しを決め、借金も1となりました。上位の福岡ソフトバンク、埼玉西武が共に敗れたため、順位はまだ5位ですが、首位へは3.5ゲームと差を詰めました。
きょう好投した椋木投手は、マッチ棒のように細く、走っても遅いし、打っても飛ばない。そんなに野球がうまかったわけでもなく、中学でも試合に出ることがない内野手だったそうです。
そんな選手がドラフト1位でプロ入りし、一軍のマウンドであわやノーヒットノーランの偉業を達成するような投手になりました。全国の野球少年にとってすごく励みになる選手だと思います。これからも頑張ってください。

ドラ1ルーキーのあわや快挙にドキドキしながら見たきょうの試合。投手王国にまた大きな1枚が加わりましたね。ポンタ監督は椋木投手に拍手を送ります。きょうの勝利の美スイーツは山﨑製パンの「北海道チーズ蒸しケーキ」です。

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