9月2日(金) ZOZOマリンスタジアム 観衆:20,920人
オリックス 1 - 0 千葉ロッテ
対戦成績:オリックス 12勝 8敗
B 000010000 1 H4
M 000000000 0 H4
投手:〇山﨑福・山﨑颯・Ⓢ阿部
:●佐々木朗
勝:山﨑福 5勝7敗 0S
敗:佐々木朗 8勝4敗 0S
S:阿部 1勝0敗 1S
本塁打:
水本監督代行での6試合を3勝3敗の5分で乗り切り、きょうからは中嶋監督が復帰。上位球団の埼玉西武と福岡ソフトバンクがきょうから潰しあいの3連戦ですので、このロッテ3連戦で差を詰めるためにも、何度も言いますが負けられない3連戦となります。
そのオリックスに立ちはだかるのが、あの佐々木朗希。意地でも倒して欲しいとファンは思ってると思います。初回は先頭の福田選手、きょう2番の中川選手が連続でセーフティバントで揺さぶりをかけますが、3番吉田正尚選手も三振に倒れ、2回も3者凡退、3回は3者連続三振、そして4回も3人で打ち取られ、ここまでパーフェクトピッチングです。
一方、オリックスの先発は中4日で緩急自在の左腕山﨑福也投手。前回登板では悔しい思いをしたので、きょうのマウンドにかける思いは熱いものだと思います。初回、2番の髙部に、内野安打と盗塁。2死後山口に四球で2死1、2塁で5番の井上を迎えますが、このピンチを二塁ゴロに仕留めました。
山﨑福也投手も4回安田に四球を与えますが、千葉ロッテ打線を完璧に抑え込み4回を終えて両軍無得点で迎えた5回表。先頭の4番頓宮選手が初球デッドボールで出塁すると、続く5番宗選手が初球を捉えライトへクリーンヒットで無死1、3塁と先制の絶好のチャンス。
6番の安達選手が初球から打って出ましたがライトへの浅いフライに打ち取られ1死。そして7番伏見選手がカウント0-1からの変化球を打たされた当たりでしたが、逆にそれが遊撃への緩いゴロとなり、その間に3塁から頓宮選手がホームへ還り欲しかった待望の先制点を佐々木朗希から奪い獲ることに成功しました。
1点を先制したその後の5回裏、2死から荻野にセンター前ヒットを許しますが、続く髙部を遊撃ゴロに仕留め5回を投げ切り、88球2安打5奪三振3四球無失点と先発投手として完璧なピッチングを見せ、6回からは山﨑颯一郎投手にマウンドを託しました。
前回登板の埼玉西武戦では3回を1安打5奪三振無四球無失点と完璧な投球を見せてくれた山﨑颯一郎投手は、きょうも6、7、8回の3イニングを荻野のヒット1本に抑え、3回を26球1安打2奪三振無四球無失点の完璧リリーフを見せてくれました。
きょうはベンチから平野佳寿投手が外れていましたので、9回のマウンドは誰が上がるのか注目されましたが、防御率0.78の阿部投手が上がりましたが、先頭の山口を追い込みながら、甘く入ったスプリットをレフトへの2塁打。ここで代走に俊足和田、代打はバント用に柿沼で見事にバントを決められ1死3塁と一打同点の大ピンチを迎えました。
しかし、気迫で立ち向かう阿部投手は当たっている6番安田を2球で追い込みカウント1-2から決め球のスプリットで空振りの三振に仕留め2死3塁。ここで去年いいとこでよく打たれた印象のある岡に対して、カウント0-2から147キロの魂のストレートで空振りの三振。マウンドで渾身のガッツポーズの阿部投手はプロ初セーブを挙げました。
山﨑福也投手、山﨑颯一郎投手、阿部投手の鮮やかな完封リレーで試合時間はわずか2時間16分。中嶋監督の快気祝いは佐々木朗希を倒しての痺れるような投手戦で見事な完封劇でした。
ファースト頓宮選手の再三の好守もあり、守り勝ったオリックスは64勝58敗1分けの貯金6となりました。埼玉西武が負けたので、首位福岡ソフトバンクへはついに1ゲーム差となりました。
見てる方も最後の瞬間は思わず声が出た痺れるような投手戦に満足げなポンタ監督。きょうの勝利の美スイーツはLOTTEの「COOLISH ベルギーチョコレート」です。あすは満を持して山本由伸投手。完投するつもりで投げ切って欲しいと思います。




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