連夜の延長戦での連敗のストッパーとしてマウンドに上がることになったのは、ドラフト1位ルーキーの椋木蓮投手。
一時期自信を無くしたかのようなインスタグラムの投稿があった時期もありファンが心配したのですが、その後安定した投球を見せるようになり、8試合で4勝3敗で防御率も3.59。42回2/3で26奪三振8四球の成績を収め、1軍での先発のチャンスを掴みました。

緊張の立ち上がりは、先頭の川越を当たり損ねの捕手ゴロに打ち取りまず1アウト。続く好打者の源田からプロ初三振を奪い、森には四球を与えましたが、現在パ・リーグの本塁打王争い独走中の山川から見逃しの三振を奪い、初回を見事に乗り切りました。
続く2回は、1死後外崎にプロ初の被安打を許し、2死後平沼に四球を与え2死1、2塁。そして打者愛斗の時に自らの暴投で2死2、3塁のピンチを迎えますが、ここで愛斗を落ち着いた投球で空振りの三振に仕留めピンチを脱しました。
3回も2死後、森にヒットを許しますが、ここでも4番山川を翻弄し空振りの三振。4回は中村、外崎、高木渉を3人で片付け、5回も平沼、愛斗、川越を3者凡退。
6回は源田を空振りの三振、森をレフトフライ、そして山川からここも空振りの三振を奪い、ホームランダービー独走中の強打者から3打席連続三振を奪う見事な投球を見せ、6回を94球2安打7奪三振2四球無失点の完璧なプロ初登板初先発となりました。
椋木投手は見事な投球で6回まで0に抑えていたのですが、福田選手、宗選手を外した新打線が肝心の打線も西武の先発今井から点が奪えず5回まで0行進。
この回に点を取らなければ、椋木投手に勝ちをつけてあげられないという6回裏、先頭の安達選手がセンター前ヒットで出塁し、1死後、見極めの出来る外国人マッカーシー選手が四球を選び1死1、2塁。
ここで6番杉本選手がライト線へのタイムリー2塁打で2塁から安達選手が還り、欲しかった1点をもぎ取りました。
なおも1死2,3塁からT-岡田選手の2塁ゴロを名手外崎が焦ってフィルダースチョイスで2点目、続く紅林選手が犠牲フライで3点目を挙げ、7回裏にも1番野口選手が代わったボーから四球を選び、続く中川選手の時に森が2塁へ悪送球で1、2塁。
1死後吉田正尚選手が死球で満塁。ここでボーの暴投で4点目。2死後、2,、3塁から杉本選手がレフトへタイムリーできょう3打点。
6-0と点差を広げて、椋木投手のプロ初登板初先発初勝利へ向けてのお膳立ては整いました。
8回に登板したビドル投手の乱調で、張奕投手が急遽マウンドに上がる事態も生みましたが、9回を本田投手が締め、ドラフト1位ルーキー椋木蓮投手がプロ初登板初先発初勝利。
ルーキーの好投がチームの連敗も救いました。とにかく見事なピッチングを見せた椋木投手。強力先発投手陣へ強烈なアピールを見せてくれました。おめでとう!椋木投手!

椋木投手の記念すべきプロ初勝利を喜ぶポンタ監督。きょうの勝利の美スイーツはファミリーマートの「プリンみたいなパンケーキ(カスタード&カラメル)」です。

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