~ 2022年 バファローズ悲願の日本シリーズ制覇!! ~

オリックス日本一 近鉄ファンの想い




オリックス・バファローズがSMBC日本シリーズ2022で、東京ヤクルトスワローズを4勝2敗で下し、オリックスとしては1996年以来26年ぶりの日本一を達成しました。

オリックス・バファローズとしては2005年シーズンからでの初の日本一で、バファローズという名称のチームとしては、1962年近鉄バファローズから数えて60年目での初の日本一となりました。

そしてやっと近鉄ファンの悲願だったバファローズの日本一の夢が叶ったので、少しだけその思いをtweetしたのですが、凄くたくさんの方の反応があり大変驚いております。

Twitterは文字数も限られていますので、きょうはブログで、もう少し補足していきますね。

それは、2004年6月13日の日本経済新聞の1面に「近鉄球団 オリックスに譲渡交渉 球界再編の可能性」という記事が出たところから始まりました。

昭和のパ・リーグは関西に3球団集中しているところに、マスコミはセ・リーグの阪神を中心に取り上げるため、なかなか観客動員もままならず、観衆の公式発表も数千人と言うのが当たり前で、年間で100万人を超えたのは近鉄では1986年が初めてで、前年の1985年は年間で565,000人の観客動員に留まっていました。

南海や阪急の大阪球場や西宮球場は駅近にありながら、いつも閑古鳥が鳴き、阪急は当時ファンサービスもすごく頑張っていたのですが、なかなか成果には繋がらず、特に南海は毎年のように球団身売りという噂があちらこちらで降ってわくような状況でした。

近鉄も野球が大好きだった佐伯オーナーが亡くなってからは、いくら親会社が大きいとはいえいずれそういう日が来るのだろうなとは思っていました。

南海がダイエーに身売りした時は、当時優良企業だったダイエーになったので、きっと今よりも強くなるんだろうなと思い、うちもお金のある所に身売り出来たら強くなるやるから、関西の大企業さんどこか買ってくれないかななんて思ってました。

私は、近鉄沿線でも親の影響とかでもなく、たまたまテレビでやってたのが阪急対近鉄戦で、その試合に近鉄がサヨナラ負けして、投手がマウンドに崩れ落ちたのを見て、小学生だったのですが、なんかその投手を応援するところから始まったんですけどね。

ですから、近鉄バファローズが〇〇バファローズになっても別に仕方ないくらいにしか思っていなかったところに、『合併』というわけのわからない記事が出て、なんで?って意味が分かりませんでした。

そんなん11球団になるやん。なんで?それしか言葉がなかったですね。そしたら、だんだん記事が増えだし、10球団での1リーグ制という構想から合併話が出ているのがわかり、確かに当時のパ・リーグは、巨人や阪神のいるセ・リーグと試合をしたかったので、そういう事かと思うようになりました。

しかし、今まで戦ってたライバルチームと一緒になるって想像もつきませんし、チーム名もわかりませんし、選手って半分に減らされるのってのも思いました。

このオリックスというのは前身が阪急ブレーブスで、それはそれは大変強いチームで打倒阪急で昭和の40年代、50年代を戦ってきたのですが全く歯が立たず、つい最近までのオリックスと福岡ソフトバンクの戦いをイメージしていただいたらわかりやすいかもしれません。

そして、オリックスになってからは、震災で大変な神戸の街を熱狂させたオリックス・ブルーウェーブという神戸=オリックスというイメージの球団でしたね。

近くにあのセ・リーグの人気チームがありながら、神戸はオリックスという感じが強いチームで、グリーンスタジアム神戸は本当にきれいな球場でしたし、近鉄のイメージとはかけ離れ過ぎていました。

そしたら、選手会やファンからの反対の署名活動なども起こり、私も大阪ドームまで書きに行き、史上初のストライキまで起こる事態に発展してしまいました。

そこで、1リーグ制は見送りになり、ライブドアの堀江氏が近鉄買収の名乗りをあげ、それを阻止したいオーナーたちが楽天を担ぎ上げたのです。

近鉄ファンとしては合併させられるくらいなら堀江さん買ってくれと多くの近鉄ファンは願ったのですが、各オーナーたちは楽天の新規参入で固まってました。

それなら、合併を白紙に戻して楽天が近鉄を買収したら済むのではないかと誰もが思ったのですが、この合併は解消されることなく、楽天の新規参入で12球団維持となったのでした。

この合併解消については、近鉄が応じなかったという説とオリックスが応じなかったという説のどちらも聞いたことがあるのですが、真相は闇の中です。

合併が決まり、一応発表では対等合併と言われていたのですが、現実を突き付けられたのは、新球団旗、新ユニフォームの発表会でした。

それは、ブルーウェーブの球団旗、ユニフォームの文字がバファローズに変わっただけのもので、近鉄は買い取られたと痛感し、表示もBsってなんや、バファローズはBuやって思いましたしね。

新聞には近鉄55年の歴史の幕とか、球団消滅と書かれ、この合併チームには近鉄の歴史は残らないというのも思い知らされましたし、消滅って書かれるのが何よりも一番悔しくて悲しかったです。

2005年になり、近鉄時代に使ってたバファローズという名前と大阪ドームは残りましたが、さぁ応援どうするってことになり、初めてのオリックス対楽天戦を見に行って、どちらの応援席からも見て、どっちで見るのが応援できるのかやったみたら、やっぱり新生球団よりバファローズの名前が勝って、オリックスを応援しようかという事にはなりました。

しかし、去年まで敵だった選手が半分、近鉄の選手が半分というチームで、正直言って旧オリックス勢の谷選手や後藤選手や日高選手とか投手なら川越投手や金田投手や加藤投手などが活躍して勝っても全然嬉しくなかったんですよね。

だから、なかなか自分の口でオリックスファンとは言うのは抵抗があって、バファローズファンとか、近鉄ファンとずっと言っていましたからね。

ですから、それまで年に数十試合は観に行っていたのが、近鉄復刻デーの3試合しか観に行かなくなりました。

合併で、プロ野球ファンから離れられた方も大勢いらっしゃいましたが、私は野球が好きなんで野球から離れることは出来ませんでしたし、セ・リーグのチームを応援することも出来ず、細々オリックスを応援してるような感じで年月が過ぎていきました。

でも、こういう思いは近鉄ファンだけではありません。阪急ファンの方にとってはブレーブスの名前を消された上にバファローズなんて近鉄の名前なんか応援できるかと思われるでしょうし、ブルーウェーブファンの方も、なんでバファローズやねんと同時に、なんで神戸から大阪ドームに移るんやという思いで、きっと嫌だったでしょうからね。

球団の関係者は、こんなファンの感情など思う由もなく、きっと2チーム合併したらファンも2倍になるくらい簡単に思ってたんだと思いますが、球団の思いとは逆に、ファンはバラバラになっていきました。


私自身は、近鉄と戦ってた選手がだんだんいなくなってきて少しずつ薄れてきた気がしましたし、近鉄系の首脳陣の時はやっぱり力も入りましたが、阪急系の時は力が入りませんでしたから、阪急やブルーウェーブファンの方も、きっとそうだったんでしょうね。

だから、いろんなチームの融合でBsっていうのとか、ライトスタンドの「いてまえ魂」「青波魂」の横断幕も早く外して、合併の歴史を逆に早く消したらいいのにと思っていましたし、いつか優勝したら、その時はチーム名を公募して、新しいチーム名にして昔の歴史を一新したらいいとも考えてました。

今はもう企業名を外して都市名がいいのでしょうが、神戸があるので大阪とは言えないという会社の考えもあるでしょうけど、もし変えるとしたら今しかないとは思っています。

それも先日tweetしたのですが、オリックス・バファローズになってからのファンの方にしたら、何で名称を変える必要があるのか意味がわからないという意見も頂戴し、物心ついた時にはもうオリックス・バファローズだった方も多くなってるから、そういう方からしたら慣れ親しんだ名前を変えられたくないんですよね。

日本シリーズのスタンドでも、近鉄の三色帽子やユニフォームを着た人を何人も見ましたし、NHKの朝ドラでも近鉄ユニフォームのお好み焼屋の大将がいたり、TBSの日曜劇場でも近鉄の三色帽子を被った役柄の方がいたり、プチブームなんでしょうか(笑)

でも、近鉄ファンにとってのバファローズ日本一という夢を叶えてくれたので、ほんまにスッキリしたし、これでやっとオリックスファンと言えそうです。17年もかかりましたけどね。

日本シリーズ第7戦を実況していた、ニッポン放送の洗川アナウンサーが日本一が決まった時こんな実況をしてくれていました。

「近鉄バファローズ、大阪近鉄バファローズを愛した皆さん、『バファローズ』の名を冠したチームが初めて日本一の座につきました」

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今夜のポンタ監督のおやつは、ファミリーマートの「発酵バター入りクリームの焼チョコデニッシュ」です。




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